パソコンのWebブラウザーを使いiPhoneやiPadのGoodReaderにファイルを転送することができます。パソコン内にあるPDFファイルなどをケーブル接続せずに手軽にWiFiで転送できる便利な機能ですが、ファイルの数が多い場合のにはむいていません。
WiFiを使ってファイルを転送するには、まずはパソコンとiPhone・iPadが同じLAN内にある必要があります。事前にiPhone・iPadはWiFiでLANに接続された状態、パソコンは有線LANかWiFiかのどちらかでLANに接続しておきます。
端末側の手順
GoodReaderのWiFi-transferのアイコンをタップして、WiFi接続の待機状態にしておきます。
iPadの場合はアイコンは画面右下にあります。
iPhoneの場合は画面下にあります。
アイコンをタップするとそれぞれ以下の様な画面が表示されますので、そのままにしておきます。
赤枠で囲ったIP-addressは、後でブラウザーに入力するアドレスだということを覚えておいてください。
パソコン側での手順
まずはパソコンのWebブラウザを起動します。
次にアドレスバーにGoodReaderの画面に表示されているIP-addressを入力します。
そうすると、以下の様なGoodReaderのフォルダが表示されれば、パソコンでGoodReaderに接続した状態になっています。
もし画面が表示されない場合は、アドレスを正しく入力できているか? また、それぞれの機器が正しくLANに接続できているかを確認してください。
ファイルの転送方法
接続が完了するとブラウザーにはGoodReaderのフォルダが表示さます。
初めて接続する場合はMy DocumentsとDownloadsが表示されていると思います。
まずはファイルを転送したいフォルダを選びクリックします。
ココではMy Documentsを選択した場合を説明します。
My Documentsをクリックするとそのフォルダの内容が表示されます。下の画像ではMy Documentsの中にはフォルダもファイルもない為、Parent Directoryだけが表示されています。
赤く囲ったところでは、パソコン内にあるがいるをGoodReaderに転送する場合に使います。
青く囲ったところは、新しくフォルダを作る場合に使います。
ファイルを転送する
ファイルを転送する場合、ファイルを選択のボタンを押します。
そうすると、ファイルを選択する画面が表示されるので、転送したいファイルを探し選択した上で開くをクリックします。ここではeos5d-mk3-im3-ja.pdfというファイルを選択しました。
開くを押すと次の画面になり、「Upload selected file」ボタンが現れますのでクリックして転送を開始します。ちなみに赤下線部分には選択したファイル名が表示されますので、転送前に再度確認ができます。
Upload selected fileボタンを押すと転送が開始され、画面にファイル名が表示されると転送完了です。
以降、同様の方法で必要なファイルを転送していきます。ブラウザーを使った転送は、複数ファイルを同時に転送できませんので、1つずつ転送していきましょう。
また、ファイルはパソコンからGoodReaderに送るだけではなく、表示されているファイル名をクリックするとGoodReaderからパソコンへダウンロードすることもできます。職場などでパソコンからGoodReaderへ転送したファイルを、自宅のパソコンに保存する場合に使用できますので、あわせて覚えて置きましょう。
フォルダを作成する
GoodReaderに接続したこの画面では、新しくフォルダを作ることもできます。
新規にフォルダを作る場合は、Enter directory name: に任意のフォルダ名を入力し、Create directoryのボタンをクリックします。画像では「New Folder」というフォルダ名を作成しています。
Create directoryのボタンを押すと、入力したフォルダ名で新規にフォルダが作成され、画面に表示されます。
フォルダの移動は、フォルダ名をクリックすることでそのフォルダの中を表示されます。また1つ上のフォルダに戻る場合はParent Directoryをクリックすることで戻ることができます。
フォルダやフォアイルの削除
このWebブラウザーを使ったWiFi転送モードでは、GoodReaderに転送したファイルや作成したフォルダの削除はできませんので、必要ないファイルを転送してしまったり、不要なフォルダがある場合は、iPhoneやiPadで操作して削除するようにしましょう。
WiFi転送モードを終了
作業が終了したら、STOPをタップしファイル転送状態を終了させます。
以上がWiFiでのファイル転送の説明になります。
WiFiでの転送は、ケーブルを接続せずに手軽にファイル転送ができるというメリットがあります。同じLAN内にあれば、例えば職場や出先にあるパソコンからでもファイルやり取りすることができます。
しかし、Webブラウザーを使ったファイル転送は複数のファイルを同時に転送することができません。
また、フォルダの転送(ファイルを保存してあるフォルダ)もできませんので、自宅でファイルのやり取りをする場合は、ネットワークドライブを設定したり、パソコンとUSBケーブルで接続しiTunesでファイルを転送する方が良いでしょう。
SPONSORED LINK